【アクチュアリー就活・よくある質問⑪　＜数学の筆記試験について＞】

こんばんは、じゅんぽです。

アクチュアリー就活・よくある質問シリーズの１１弾目です。

今年も残り少しですね。みなさん年末はどのように過ごされますか？

私は特段実家みたいなものがないのでのんびりと美味しいもの食べて、勉強しようかなと思っています。

過去エントリーはページ末尾にあります。

　
それでは参ります。

Q．アクチュアリー就活で数学の試験あるらしいんだけど難しいの？切られそうで震えるわ。

A．簡易的な足切りである場合が多いので、必要以上に恐れる必要はないです。

既に御存知の方が多いと思いますが、アクチュアリー就活では数学の筆記試験が課せられることが通例となっています。

まず、試験の難易度についてですが会社によってムラがありますが基本的に、

生保は優し目、損保は難し目の傾向にあります。

私の就活を通しての個人的な感想を以下に述べます。

生保：

正直手こずった記憶がないです。

高校数学と大学の微積（計算問題）、線形代数（３×３の逆行列を求められれば十分）出来ればたぶん８，９割は普通に取れます。

ちなみに会社によっては選択で生保数理を解く場合もあります。

損保：

生保よりも難易度は高く、かつ分量も多いです。また試験範囲も生保よりも少し広く、フェルミ推定はほぼ確実に出て、また会社によっては金融工学的な問題も出ます。

あとは数学オリンピックの過去問が出た前例もありますね。

さて先に難易度について述べましたが、肝心の足切りのハードルは結論から言うと

基本そんなに高くはないと思います。（あくまで数学の筆記試験での判定はという意味で。実際に足切らる要因は学歴等色々あります。）

まず数学の試験を行う意図としては、もうお気づきの通りアクチュアリー試験に合格できるぐらいの数理能力を備えているかを判定することです。

つまりあくまでネガティブチェックをしているにすぎません。

もちろん点数が高いほど好印象ではありますが、正直採用のファクターとしては人間性やコミュ力の方が優先度が高いので、数理能力が超高いからといってすごい有利になるわけではないです。あくまでアクチュアリー試験に受かるために必要なベースとなる数理能力に不安がある人を落とすことが主な目的と思われます。

そして繰り返しになりますが肝心の足切りのハードルは、正直大して高くないと思います。

自分の周りで筆記で落ちたという話はほとんど聞かなかったです。たぶん全体の１割、多くて２割ぐらいしか落ちないと思われます。

あと先ほど損保で数学オリンピックの問題が出たと言いましたが、そんなのできなくて一向に構わないです。どこにでも出るような基本問題を実直に計算ミスをせず解けば、足切りについては気にしなくてもいいと思います。

ただフェルミ推定は一定程度できないと落ちるらしいので対策は必須です。まあ少し対策すれば要領は分かると思います。

ちなみに参考までにですが、友人で生保は５割しか取れそうにないけど普通に面接に案内されたという方がいました。

以上試験そのものについて述べてきました。以下は他留意点です。

➀筆記試験は基本的にどこの会社でも行われると思います。就活のプロセスの中でどのタイミングで行われるかは会社によりますが、ESを出した後の面接前に行う会社が多いです。これは最初に面接対象者を絞ることで採用を効率化することが目的だと思います。あくまで筆記試験はネガティブチェックであることの一つの裏付けであるとも言えますね。

②会社によってはアクチュアリー試験（主に数学）に合格していれば免除されることもあります。実際にアクチュアリー試験に受かっていることが、必要な数理能力の担保になっているとも言えるので納得感はありますね。

③会社や年によって問題の内容がかなりの程度違います。それなので過去問対策はあまり役に立たない気がします。とはいっても何もやらないよりはましなので何かしらの方法で入手してやっておいた方が望ましいとは思います。

過去問についてはネット上で昔のやつが幾つか転がっているのと、

あとは同期の中には謎の筋から多くの過去問を入手している人もいるので、その辺りと繋がりを持つのがいいと思います。

今回はこんなところで失礼しようと思います。

みなさん、よい年末をお過ごしください！

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ちなみに過去エントリーは↓の通りです。

remuresu09.hatenablog.comremuresu09.hatenablog.com